DBCS関数って何でしょうか?
2016年 10月 16日
たとえば、セルA1に「アイウエオ」(半角カタカナ)を入力し、セルB1に「=JIS(A1)」と入力すると、セルB1には「アイウエオ」(全角カタカナ)で表示します。
では、この処理をマクロ記録で記録したらどうなるでしょうか?
結果↓
Option Explicit
Sub Macro1()
'
' Macro1 Macro
'
'
Range("A1").Select
ActiveCell.FormulaR1C1 = "アイウエオ"
Range("B1").Select
ActiveCell.FormulaR1C1 = "=DBCS(RC[-1])"
Range("B2").Select
End Sub
JISの代わりにDBCSになっています。
DBCS関数って何でしょうか(*)?
ワークシートにJIS関数の代わりに「DBCS」を入力してみると、関数の名前が違うというエラーになりました。
WEB検索してみると、JIS関数が使えるのは日本版のExcelだけで、他言語版では、JIS関数と同じ処理をするのがDBCS関数のようです。マイクロソフトのサポートにもDBCS関数は乗っているのですが、日本語版のExcelではエラーになります。
DBCS 関数
https://support.office.com/ja-jp/article/DBCS-%E9%96%A2%E6%95%B0-a4025e73-63d2-4958-9423-21a24794c9e5
さて、先のマクロ記録で記録したマクロを実行してみましょう。セルB1には「=DBCS(A1)」ではなく「=JIS(A1)」と入力されました。
不思議なものです。
(*)DBCSは「Double Byte Character Set」の略だと思われます。