前日の夜に横浜を出発しました。普段は関越の練馬出口(入口)まで下(一般道)を通っていくのですが、今回は朝5時頃に長野に着かなくてはいけないスピード勝負。多少遠回りにはなりますが、まず首都高(630円)へ。都内をぐるっと回り、美女木ジャンクションから外環(平日夜間割引350円)へ、関越、上信越と乗り継いで、長野インターチェンジで降り(休日割引1600円)、善光寺に向かいます。途中、甘楽PAで休憩、長野の手前の松代PAで仮眠をしました。そして早朝5時7分に善光寺裏手の有料駐車場に入ります。
善光寺の有料駐車場はたくさんありますが、ここが普通車用としては一番大きな所だと思います。早朝からかなり混んでしました。(この後6時半にはほぼ満車になっていました。)
車を降りて足早に善光寺に向かうと、善光寺裏の桜の花が出迎えてくれました。

本堂前にデーンと回向柱が立っています。早速回向柱に手を当てて、お祈りをしました。この頃はまだ曇りで、時折小雨が降る程度でしたが、この後本格的に雨が降ってきます。風も強く寒い日でした。
前にも善光寺を参拝した時の文章にも書きましたが、長野の善光寺のご本尊は絶対の秘仏で、御開帳されることはありません。7年に一度(御開帳の年を1年目と数えるので実際は6年に一度)、御開帳されるのは、ご本尊を摸したと言われる前立(まえだち)本尊です。
回向柱から白い綱が本堂に向かって結ばれています。その綱はやがて五色の糸になり、最後に金糸になって前立本尊の指に繋がれています。回向柱に触って祈ると間接的に前立本尊に触って祈ることになるというのです。
(以前の参拝の記録)
2007/1/14(日)-15(月) 善光寺(長野)-妙高高原(新潟)紅葉の善光寺善光寺は仏教のどこの宗派にも属さないお寺です。ただし、善光寺のご住職はお二人おられ、2つの宗派のお寺が共同で善光寺を管理しています。
お一人のご住職は、天台宗の大本山
大勧進の貫主(かんす)様です。大勧進は善光寺から長野駅方向に参道を下って、山門(三門)を過ぎた右手にあります。
もうお一人のご住職は、更に下って、仁王門を出た所の右手にある浄土宗の大本山
大本願の上人(しょうにん)様です。大本願は尼寺で代々皇室関係の方が上人になられるそうです。
(参考)
善光寺 境内のご案内なぜ、朝5時に来なくてはいけないかというと、善光寺では季節によって時間は異なりますが、毎朝、
お朝事(あさじ)と呼ばれるおつとめがあり、御開帳の期間中はこのお朝事の最中に厨子の扉を開けて、その日の御開帳が始まるのだそうです。
この季節お朝事は5時半から始まります。5時過ぎには大勧進から貫主様が善光寺に向かいます。その時参拝者は頭に数珠を触れて貰おうと並びます(「お数珠頂戴」)。5時15分分頃には、もう大勧進から善光寺本堂まで参拝者が並んでいました。
私も、なんとかお数珠頂戴に間に合いました。そのご大本願から上人様が本堂に向かわれます。この時もお数珠頂戴があります。
さて、お数珠頂戴の後、参拝券を買って、本堂の中に入りお朝事の最中に前立本尊が開帳されるのを見ようと思ったのですが、もう本堂内は人でいっぱいで入れませんでした。
今日は特に参拝者が多いのかもしれませんが、御開帳期間中はお数珠頂戴を諦めてお朝事に参加した方が無難かもしれません。
「今日は特に」と書いたのは、本日善光寺境内の回向柱前で「中日庭儀大法要」が11時から行われる予定だからです。信州善光寺の「中日庭儀大法要」は2回有り、大勧進と大本願がそれぞれ執り行います。
どちらが先にやるのかは交代だそうで、今回は大本願が先、大勧進は5月9日に行う予定になっています。
法要に先立ち、大本願からお稚児行列や、僧侶や御詠歌隊が列をなして回向柱まで歩きます。
8時頃から回向柱前で場所取りすれば、法要を見られるだろうと踏んでいたのですが、これは甘くて6時30分にはもう場所取りを始める人がいました。
今場所取りに参加すれば、法要は見られるでしょうが、この雨の中4時間以上も野外で場所取りするのは辛いので、早々に諦め大本願前で行列を見ることにしました。
行列は10時少し過ぎに大本願を出発します。まずお稚児行列から始まりました。
皆、お稚児のきれいな衣装の上に、透明なレインコートを着ています。大本願を出てすぐ仁王門との間に短い階段があります。雨にため階段が上りにくく転んで泣き出すお稚児さんもいました。可愛そうに。
行列が過ぎると回向柱前に向かいますが、案の定法要を見ることは出来ません。このために車に短い脚立を積んでいたのですが、雨傘が邪魔してこの短い脚立では見ることが出来ないだろうと使いませんでした。長い脚立の上で写真を撮っている人がいましたが、あれだと私の車には入りません。
(^_^;)法要が終わると、僧侶達が本堂の回廊の上に集まりました(下から2つめの写真)。何が行われるのだろうと思っていると、やがて蓮の花びらを摸した紙片を参拝者に向かって撒く行事が行われました。散華というそうです(一番下の写真が散華で撒かれた紙片)。
写真は回向柱

御開帳期間中、
山門(三門)に登ることが出来ます。(有料:大人500円、高校生200円、小中学生50円)
山門には朝7時半から参拝できます。ただし、中日庭儀大法要の時間帯は登ることが出来ないそうです。
寒い中7時半になるのを待っていたら、ちょっと早めに開始してくれました。
山門に上るには、梯子のような急な階段を登る必要があります。危ないのでガードマンが1人が登るとその次というように一人ずつ登らせていました。時間が掛かります。
山門の上からは本堂側の方も見られるのかなと思ったのですが、こちらは開放していなくて、長野駅方向の参道側しか見られません。ただし「鳩字」でかかれた善光寺の額はすぐ下から見上げられます。(山門内は写真撮影禁止なので写真はありません。)
善光寺のご本尊、善光寺如来は阿弥陀如来で、阿弥陀如来は衆生救済のため四十八の誓願をなさったそうです。そのうちもっとも重要な「王本願」が
第十八願だそうです。
これに因んで長野駅は善光寺から十八丁(町)(約2km)の所に位置しているそうです。

写真は山門を参道の仁王門側から見たところ。「善光寺」と書かれた額の字は鳩が隠れているような書体なので、鳩字と呼ばれます。
(今日は雨なので鳩はあまり飛んでいませんが、晴れの日には境内中を鳩が群れをなして飛んでいました。)
山門の中には獅子に載った文殊菩薩の像とその廻りに四天王像が安置されています。壁には仏画が描かれています。
部文殊菩薩は知恵の神様なので、山門は別名「知恵の門」と言うそうです。
また長押(柱と柱の間をつなぐ横材)の上には、四国八十八霊場のご本尊のミニチュアが置かれています。
いつから、誰が、何のために置いたのか不明だそうですが、昔、善光寺参りと共に四国の霊場参りも出来るようにと置かれたのではないか?ということでした。
また昔、今よりも自由に山門に参拝できた頃に、参拝者が筆と墨で書いた「落書き」があちこちにあります。
今ではこれも「文化財」なんだそうです。今の観光地にある相合い傘などの落書きも、将来は文化財になるのでしょうか(ならないって!)

仁王門の仁王像

石畳の参道。早朝なので参拝客はあまり歩いていません(境内には駐車場から直接来た人たちがいます)。仲見世もまだ開いていません。開いている時は混雑します。

参道の説明板(写真をクリックすると別窓で拡大表示します)

本堂の回廊に僧侶達が並びました。写真には写っていないようですが、尼僧もいました。

散華で撒かれた紙片。金字で「前立本尊御開帳」、銀字で「善光寺」と書かれています。

私が前に参拝したときは、拝観券を購入して本堂の内陣に入り、その後本堂内のお戒壇巡りも続けてできました。
御開帳期間中の混雑対策だと思いますが、内陣に入って前立本尊を拝んだ後は、一旦外に出て、本堂をぐるっと回り、お戒壇巡り待ちの行列に並ばなくてはいけません。
私は前回、お戒壇巡りで錠前にも触れているので、今回はお戒壇巡りはしませんでした。
(参考)
本堂のご案内