Canon TS9030でLAN接続でプリントができなかったのはスペルスキーのせいだった。
2016年 10月 16日
PCは変えないで、プリンターだけ入れ替えました。接続方法もそのまま、有線LAN接続です。
そうしたら、印字できなくなりました。
結果から言うと、ウイルス対策ソフトのカスペルスキーインターネットセキュリティ(以下カスペルスキーと略)のせいでした。
以下、覚え書きとして記述します。
TS9030は、USB、有線LAN、無線LANで接続できる機種です。ただしどの接続方法を使うかプリンター側であらかじめ設定しておく必要があります。
もちろん、この設定をして、LANケーブルを接続し、プリンタードライバーもインストールしました。
ちゃんとPC側からプリンターが接続されているのも確認できます。
なのに、テスト印字をすると、プリンター側の表示で「処理中です。しばらくお待ちください」になって印字しません。
PC側で表示されるプリンタステータスのメッセージを見てみると、まず「プリンターの情報を取得中です。」になって、
次に「プリンターと通信できません。」になります。
MP640では現在のネットワーク設定で印字できたのになにが悪いのでしょう。
とりあえずファイアウォール設定だなと思って、調べると、LAN設定をカスペルスキー側で「許可するネットワーク」にしろと書いてあるページがありました。
今は「プライベート」なので、これで大丈夫なはずだけど、と思いながら、カスペルスキーの左下の歯車アイコン(設定)→「プロテクション」→「ファイアウォール」→「ネットワーク」と進んで、ネットワーク週別を「許可するネットワーク」にしましたが駄目。
うーん、では切り分けのため「ファイアウォール」をOFFにしたけれど駄目。
えっ、なんで?というわけで、有線LAN接続から無線LAN接続にしたけれど駄目。
残念ながら、手持ちのUSBケーブルはありません。
仕方が無いので、インターネット接続をOFFにして、カスペルスキーの「プロテクション」(全機能)をOFFにしました。すると印字できました。
やっぱカスペルスキーなのね、でも「ファイアウォール」で無いとすると何?
怪しいのは「WEB保護」(受信WEBトラフィックをスキャンし、危険なスクリプトの実行を防ぎます)かなあ?
というわけで、「プロテクション」をONに戻して、「WEB保護」だけをOFFにすると印刷できました。
「WEB保護」がONだと「WEB保護の設定」でセキュリティレベルを「低」にしても印字できません。
どうしたら良いのでしょうね?
「WEB保護の設定」→「詳細設定」→「信頼するWEBサイトの設定」にプリンターのIPアドレスを追加すると、「WEB保護」がONでもプリントできました。やったね!
「WEB保護の設定」のセキュリティレベルを「推奨」に、LAN設定を「許可するネットワーク」から「プライベートネットワーク」に戻しましたが、プリントはできます。
良かった、良かったなのですが、ここまで時間がかかったよー!