浜岡原子力発電所
2011年 04月 30日
東海発電所には、日本最初の商業用発電炉イギリスから導入したGCRが有りましたが、これは現在運転終了して廃炉準備中です。
同じ敷地内の第二発電所には沸騰水型軽水炉(BWR)が一基あります(地震で停止中)。
二番目に近いのは、静岡県の浜岡原子力発電所(中部電力)で、1号炉、2号炉は運転終了、3号炉が定期点検で運転停止、4号炉、5号炉が稼働中です。(注)
(Google Map)
(東海第二) 、 (浜岡)
浜岡原発 原子力館
これが、ここの「売り」 実物大の原子炉(浜岡原発3号炉)模型
(BWRマークⅠ)
写真、炉内下部(黒い部分)が燃料棒が装着されているところ。上部は汽水分離器。
BWRは炉内で蒸気を発生させる仕組みになっています。炉内では蒸気が発生しないPWR(加圧水型軽水炉)は炉内上部から制御棒を差し込む仕組みになっていますが、BWRは下部から差し込む仕組みにならざるを得ません。
重力で制御棒が落下すると核分裂反応が減少するPWRと異なり、BWRは制御棒が落下すると核分裂は増大します。
PWRの方が制御棒に関して言えば、より安全側にあると言えます。
同じくBWRの模型、こちらは小さい
浜岡5号炉。改良型BWR(ABWR)の模型。
展望台から見た原発の施設/施設説明
同じく敷地内。津波に対して安全に防護されているようには見えません。
近くにイオンシティがあります。
低レベル放射性廃棄物が入ったドラム缶(模型)
高レベル放射性廃棄物(ガラス固化体)の模型
浜岡原発マスコットキャラクター「ゆうゆう」
参考:中部電力浜岡原子力館 ZONE D 原子力発電のしくみ
注:菅首相が5月6日に浜岡原発の運転停止を要請しました。